ツインソウルとして実際の体験談を元に色々な愛についてお話しして行きます。

宗教・人を許すこと・人を愛することとは実際にはどういうことか。必要な方にお届け出来れば嬉しいです。

障害がある毒舌な方①


彼は若いころ事故で歩けなくなった。胸から下の感覚が無いので
車イスを使われている。私と同年代の男性Dさん。


Dさんは障がい者雇用で同じ職場に契約社員として入社された。
私達の職場は数グループで役割分担をして一つの仕事を完成させているのだけれど
入社時、そのグループごとのOJTの時、仕事の効率性だとかが古いとか悪いとか言って新人社員とは思えない態度でいたものだから、社員に煙たがられてしまった。
彼は最終的には私と同じグループに配属されて、たまたま隣の席になった。
私のグループには2名の社員がいたのだけれど、その内の1名のS社員があからさまに彼に対して嫌な態度をするようになった。


朝の挨拶をしても無言とか、何かわからないところを聞いてもそっけなかったり。
S社員の胸の内もわからなくはないけれど、挨拶されたら挨拶は返そうよ、新人さんなのだからわからないことはしっかり教えてあげようよ。
彼はわからないことがあっても社員には聞きに行かず常に私に聞いてくるようになった。
それを見て、彼が皆と交流をする機会を作ろうとされて、席替えを名目に私と彼の席は離れてしまった。


けど・・・彼は車イスを走らせて私の席までやって来るようになってしまった。
まあ彼は彼で、かなりですけれど。


ある日こんなことが起きた。


お客様からの質問に非対面でお答えする場合、お客様のファイルを実際確認する必要がある時があるのだけど、そのA4ファイルはキャビネットに何段かにわかれて保管されていて、私の身長より高い場所にあるファイルもあって。
彼は胸から下が麻痺しているので、完全にそのお客様のファイルは取ることは出来なかったので彼がS社員に「すみません、ファイルを取ってもらえませんか?」と頼んだんですけど、S社員は何と言ったと思いますか?


「後にしてもらえますか?」  でした。


は?ですわ。
お客様を待たしているわけですよ、Sさんがそのファイルを取るための時間はホンの数秒。
「後にする」事情も見当たらない。


皆様ならこの状況をどう思われますか?
そしてどう行動されますか?

障害がある毒舌な方②たった一人でも・・・



今の私なら社員Sさんに苦情を直接申し上げたと思いますが
その時の私にはそれは出来ませんでした。一番の理由はSさんとの私の中をこじらせたくなかったからでしょうか?
上司よりさらに上司に苦情を申し上げました。
「私は障害があるDさんがどうしてもできないことを皆で補うことが何故出来ないのか、勿論Dさんの毒舌ぶりも存じ上げてはいるけれど、それはそれ、これはこれ、と対応できませんか?と。Sさんの態度についても注意していただきたいです」と申し上げました。
上司はそのことを自分の胸の内だけに収めてしまったのかはわかりませんが、その後のSさんの態度は一向に変わらなかったです。
他の同じグループ内のメンバーも同様です。見て見ぬふりをされていました。
ですから、Dさんの仕事でのフォローはその後も私が担いました。
私達の仕事はお客様と全国の支店などからの問い合わせを受けますが、直属の上司はDさんに色々なことを教えることはせず、お客様相手だと間違いがあって怖いからと、支店からの問い合わせしか任せてはいませんでした。
それに、ちょっとDさんへの説明が面倒な問い合わせが来た時は、Dさんに教えるでもなく自身でこなされたりで、Dさんが仕事のスキルアップをする機会を与えることもなさらないで、私はそんな上司に我慢ならなくて口をはさもうかどうしようか思案してしまいました。このまま成り行きに任せえるのが「愛」なのか、口をはさむことが「愛」なのか。
その当時の私は「愛」から外れた行動を起こすことが何よりも怖かったので、慎重でしたしで、でも結局口をはさんでしまいました。
「〇〇さん(上司)の仰っていることは、Dさんの為にならないと思います」と上司とDさんの前で言ってしましました。
「愛が呼ぶ方向へ」行動などに迷ったらそう考えていましたが、どっちが「愛の呼ぶ方向か」にまだこの頃は迷っていました。


Dさんにもお話しましたよ。あんな毒舌を吐くから、Sさんがあんな態度をとってしまっているのではないですか?と。Dさんは仕事の効率がもっと良いやり方を提言して、後れを取っている私達の会社を「アホな会社」だといつも仰っていたし、Sさんのこともいつも「バカ女」と呼んでいましたし。確かにDさんのやり方が理想像ではありますが、会社が大きければ大きいほど既存のやり方を変えるには莫大な費用だったり人件費がかかるわけでと、Dさんのやり方になるのが理想像だけどね、とやんわり答えていました。


現に今はその当時Dさんが提言していた通りに会社の事務のやり方が変わってきています。この状況になった今、Dさんの言ってた毒舌を思い出した方は果たして何人いるのかどうか?って感じですね。


Dさんは入社後1年ほどで退職されました。この時自分へ未だに簡単なレベルの仕事しか与えられないことなどの不満を理由にされていました。差別的なこともありで会社都合での退職を労基などにも報告することを仰って戦っていらっしゃいました。


このDさんとのお話はもうかなり前のお話になります。


結局私は最後まであれはあれ、これはこれを貫き通しました。自分自身の行動を手本の様に示すしかないと思ったからです。
同じグループ内の派遣社員の方がお辞めになる方に「悠月さんにだけお渡ししたいものがああります」と言われ「良く夜が眠れますように」とラベンダーのバームを頂きました。
その時の彼女の言葉が私の今までの行動は間違っていなかったんだと思えたのですが。
「悠月さんのDさんに対しての一環として態度に感銘を受けました」と言ってくれたのです。なので「見ていてくれたんですね。とても嬉しいです。もし私の行動をその様にお思ってくれたなら、今度はあなたが今後この様な場面にあったら、声を自らあげたり、行動で示しいて行ってくださいね」と・・・


こんなに嬉しいことはないではありませんか!

たった一人でも・・・

前記事でも少し触れましたが、たった一人でも良いんです。「愛」を伝えられれば。
身の丈のあったことで良いんです。
そして、たった一人ででも愛を伝えて行きましょう。



ツインソウルとして何か大きなことを成さなければ、たくさんの人に「愛」を伝えなければ、好きなことを仕事にしなければ、スピリチュアルな能力を開花させて、沢山の人たち相手にセッションを仕事にしなければ・・・。出来る環境の人はそうしてもいいと思います。
かと言って出来なくても悩むことも悲観することもありません。


たった一人でも、その一人さえいないわ・・・。そんなことはないですよ。きっと気付きますよ、あなたの愛を待っている、あなたが愛を伝えてくれることを•••。
そしてあなたの愛を伝えることをは誰に見せたいですか?・・・言い換えると誰が見ていると思いますか?
あなたの周りには沢山の存在があなたを見守っていますから。
そのおかげか、あなたが学ばなければならないことが縁としてやってくる、絶妙なタイミングで。


スピリチュアルな能力は自然と開花して行きます。自分がそれをスピリチュアル能力だと気が付かなくても何ら問題はないです。


未曾有な災害が起きていますよね。私もお金があれば別な方法で支援ができるかも知れませんが、今はお金での支援は無理です。
だからこそ、たった一人にでも「愛」を伝えて行くのです。「愛」は広がって行きます、無限に。だから広がった先の人が金銭面的な余裕のある方がお金の支援をしてくださるかも知れない。
だから、だからこそ私は、目も前にいる一人を大事にして行くのです。